「まず何をする・どう作る」が分かるように、Web対象の自動化にフォーカスしたチュートリアルです。
(用語はT-PLAN Robotの表記に寄せています/日本語UIでも概念は同じです)
1. Webテスト自動化で使う T-PLAN Robot の主要機能(Web向け)
1.1 画像ベースとオブジェクトベース
画像ベース(スクリーン自動化 / OCR)
- 画面に“見えている見た目”を基準に操作・判定します。
- テンプレート画像の一致やOCR(文字認識)で要素を見つけ、マウス/キーボードを送出します。
- ブラウザやOSの種類に依存せず、Web以外(ネイティブ/VDI/リモート/組込み機器)も同じ手法で扱えます。
オブジェクトベース(DOM; Live Browser/Selenium)
- WebページのDOM(要素ツリー)を直接操作します。
- CSS/XPath/ID/ロール属性などで要素を指定し、
Click/Type/WaitFor/Get 等を実行します。
- ブラウザ内部構造を使うため高速・堅牢で、属性や状態の取得も容易です。

仕組みの違い(ざっくり)
| 観点 |
画像ベース |
オブジェクトベース(DOM) |
| 対象 |
画面全般(Web/ネイティブ/リモート) |
WebのDOM要素 |
| 要素の特定 |
画像一致 / OCRテキスト |
CSS/XPath/ID/role/aria-label 等 |
| 操作 |
画面座標クリック、キー入力 |
要素へ直接Click/Type、属性取得 |
T-PLAN Robot ならではのポイント
-
同一スクリプト内で両方が使えます(ハイブリッド)
画像ベースのメリット
- ブラウザや技術要素を問わない(Web以外も同じ流儀でOKです)。
- Canvas/動画/3D/WebGL/リモート画面など、DOMが取れない領域に有益です。
- 最初のプロトタイプを素早く作れます。
画像ベースのデメリット
- 解像度/テーマ/フォントレンダリング差に影響を受けやすい。
- 要素の微変更(色・角丸・影)でテンプレート更新が必要です。
オブジェクトベース(DOM)のメリット
- 高速・安定。
clickable/visible/exists 等の状態待ちが書ける。
- 値/属性/ロール/URL/ネットワーク変化などを直接検証できる。
オブジェクトベース(DOM)のデメリット
- Webに限定。非DOMのUI(Canvas 等)はそのまま扱えない。
- 動的クラスやA/Bテストでセレクタが不安定なとき設計工夫が必要。
- ドライバ(Seleniumコース)や環境整備の初期コストが少しある。